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  2. オリジナルコーティング剤 粋シリーズ

開発に懸ける想い

当社は福井県に拠点を置くカーディテイルショップであり、コーティング施工済みの車両販売会社です。
主にコーティングの施工プロセスを重要視しており、拘りを強く持ち、日々運営しております。

近年、日本製に限らず海外製も含め、様々な種類のコーティング剤が見受けられます。 私たちディテイリングショップではなくとも、一般的な自動車販売店でも当たり前のようにコーティングを施工する世の中となり、一般ユーザー様にも幅広く周知されました。 その反面、液剤のラインナップが増えた分、メーカー同士の競争も激しくなり、コーティング剤の性能の誇大広告も頻繁に目にします。

当社企業理念は『生粋』、本質を見極めること。
資格が不要な故に参入障壁が低く、誤った情報が常に飛び交っているカーディテイル業界に疑問を持ち、日々施工・検証を繰り返しております。

そこで当社が思った一つの疑問。
コーティング剤の本質とは何か。
当社で徹底的に考えた上で辿り着いた一つの結果。
それは『お客様の一番満足するもの』であること。
硬化型コーティング派、ワックス派で意見が衝突し、取扱商品の制約による施工店の都合もあるかもしれませんが、そのようなことは関係ありません。
納得いくものになれば何を使っても構わない、お客様の好きにして良いのです。

そんな様々な要望のお客様の想いに応えるべく、当社が試験検証を繰り返して、販売に向けて研究開発段階であるのが、オリジナルコート剤【粋シリーズ】。
お客様の使用環境、好みに合わせて満足のいくものを作っていく。

コーティングとは一種の自己満足です。施工をしなくても車は動きます。
各自コーティング剤に何を求めるのか。

成分の含有量、被膜構造が何層あるか。それとも硬さでしょうか。
それはミクロン、100分の1㎜の世界の話であり、本当にその謳い文句はお客様にとって重要でしょうか。

重要なことはお客様の好み、使用環境に合わせたご提案。
新車、中古車。車によって千差万別な塗装状態です。
保管方法も車庫、カーポート、青空駐車。お客様によって様々です。
洗車方法も、手洗い、洗車機。頻度も人によって様々です。
水の流れ方や汚れの付着度合いも、ボンネット、ルーフ部分、側面では異なります。

自動車部品の素材は多種多様であり、1本のコーティング剤で全ての状態に万能ではありません。
お客様の使用環境、好みに合わせて満足できるものを作っていく。
それが当社オリジナルコーティング剤【粋シリーズ】です。


~液剤の選定~
現状のカーディテイルは大きく二つに分かれております。
私たちディテイラー目線での塗装保護を最優先し、傷やシミを限界まで減らすことを目的とするユーザー様へは、硬化型コーティング剤とオーバーコート剤をご案内します。

実際の塗装保護はともかく、硬化型コーティング剤では再現できない驚異的な撥水や艶、DIYレベルの趣味も含めて、カーディテイルを目で見てすぐ分かる程度で楽しみたい。
そういったユーザー様へは、ワックス・リキッドをご案内します。

両者を組み合わせた施工方法もあり、お客様によってカスタムすることも可能です。

しかし、硬化型コーティング剤でもワックス・リキッドでも、メリット・デメリットがあります。
そこをしっかり説明した上で、選んでいただくことが重要です。
現在研究開発中の【粋シリーズ】、リリース時には施工代理店を募集いたします。
一般ユーザー様におかれましては、各代理店にお問い合わせ下さい。


~下地処理工程~
私たちディテイラーの施工プロセスの中で、最も重要な工程が『下地処理』です。
この工程は、コーティング剤の選定よりも重要なファクターだと当社は考えます。コーティング剤、ワックスのどちらをお選びいただいたとしても、共通の下地処理は必須工程です。

下地処理不足の状態でコーティング剤を塗ると問題が発生し、本来のパフォーマンスを発揮できません。
例えて言うならば、転んで擦りむいた時に、洗浄や消毒をせずに直接薬を塗るようなことと同じです。

塗装表面上には様々な汚れが付着しています。
1本の洗車シャンプーで全ての汚れを落とせるわけではなく、汚れに合わせた下地処理剤を使用しないと落とし切れません。

化粧を落とす時にメイク落としと洗顔料が別に存在するように、車の塗装を地肌にするためには、成分に合わせた液剤を選定する必要があります。
車の塗装も人の肌と同じように、何かを塗る前には汚れを限りなくゼロに近づけることが理想形です。


~研磨工程~
コーティング施工前には、塗装状態に応じポリッシャーという研磨機を使用して、『磨き』の工程を行います。カーディテイルショップや鈑金塗装工場では、当たり前のように日々塗装の磨きが行われています。
専門的な話になりますが、当社はこのファクターに対しての想いが非常に強く、現在の一般的な施工方法に対して疑問を持っております。

当社の考える磨きの本質とは、
『いかに塗装を削りすぎずに車を綺麗にできるか』
ここにあると思っております。

磨きとは、非常に繊細な作業となります。
メーカーや色にもよりますが、自動車塗装は金属下地から塗装表面まで約120㎛(0.12㎜)。そして、磨きによりリペア可能な限界値は約30㎛(0.03㎜)。それ以上磨いてしまうと、透明なクリア層と呼ばれる部位が失われてしまい、色の下地が出てきて再塗装が必要となってしまいます。
近年では、新車塗装がさらに薄い車種も存在します。

私たちディテイラーは、こうした100分の1㎜の世界で日々磨きを行っております。
磨いた分コーティングを施工するから問題ないという話を聞くことがありますが、圧倒的に磨いている量の方が多く、耐久性もオリジナルの塗装状態に起因するため、磨きすぎることによるデメリットは多いです。

磨けば磨くほど塗装耐久性は落ち、傷つきやすくシミの付きやすい塗装となってしまうため、『最低限の磨きで最高の輝きを出す』
これが理想形だと当社は考えます。


~コンパウンド(研磨剤)~
では、理想の磨きするためにはどうすればいいのか。
最低限の磨きで作業を完了させるために必要な要素の一つ。それはコンパウンドと呼ばれる研磨剤です。
当社が一般的な磨きについて、一番疑問に思う部分がコンパウンドに対する考え方です。
理想は『水性研磨』。油分を限りなくゼロに近づけることにあります。

一般的に使用されている油性コンパウンドには、大量の油分が入っています。
油分が入っていることで、一度に広範囲を磨くことができ、作業時間の短縮化が図れます。また、多少の傷は油分によって見えなくなってしまうため、塗装表面が凄く綺麗に見えます。
油分により潤滑されているため、塗装が傷むことを考慮しなければ、下地処理不足の塗装でも強制的に磨くことができます。
水性コンパウンドと呼ばれている商品にも油分が入っているものが多く、油性・水性の定義が業界的に曖昧だと感じております。

ここで油分の入っているコンパウンド自体に疑問が生じます。
『油分で見えなくなった傷を消せるのか』

最初はピカピカだったけど、時が経つと円状の傷が出てきた。
このような経験のあるユーザー様もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは磨いている作業者が、コンパウンドの油分によって傷が見えなくなってしまい、洗車などで油分が落ちてくると、消えていない傷が浮いてくるといった現象です。

見えていない傷がどうなっているかは分かりません。
消えているのか、それとも消えていないのか。
作業者が傷を確認できない状態で磨いているため、余計に傷を付けてしまっているパターンもあり得ます。
極端に言ってしまえば、目隠しをして作業しているようなものです。
磨き作業の止め際や傷の有無の判断が分からない状態にクオリティを求めるのであれば、油分の入ったコンパウンドでは理に適っているとは言えません。

これに対して、限りなく油分をゼロにまで近づけた水希釈の水性コンパウンドだった場合はどうでしょうか。
常に傷の状態を確認しながら磨き作業を行うため、目的の傷を消したタイミングで磨きを終えることができます。よって、塗装を削りすぎることはありません。
そして、特殊な塗装を除き、時が経っても円状の傷などが浮いてくることもありません。

4工程研磨など、複数工程磨くことが良いという意見もありますが、当社は磨きの工程数は少ない方が良いと考えています。
コンパウンド粒子の流れ方を理解した上で、ポリッシャー(研磨機)や研磨用バフの選定、回転数のマッチングが取れると、1~2工程で仕上がることも多くなります。
一般的なコンパウンドの場合、初期研磨用(粗目)、本研磨用(中目)、仕上げ用(細目)など、工程に合わせたラインナップが多くありますが、重要なことは粒子の大きさよりも、バフにコンパウンドの粒子が綺麗に流れているかということです。塗装状態に合わせたマッチングが取れれば、粗目の粒子よりも細かい粒子で磨いた方が、傷が消えるということも十分に考えられます。

しかし水性コンパウンドはメリットばかりではありません。
水希釈である以上、磨いている時に乾きやすく、油性コンパウンドのように広範囲を磨くことができないため、磨く時間がかかります。

また、油性コンパウンドのように油分での強制潤滑がないため、下地処理不足の塗装を磨こうとしても、コンパウンドが固まって磨くことができないこともあります。
コンパウンド粒子の選定を誤った場合も、研磨用バフの中で粒子がスムーズに回らず、潤滑させている水が乾き、コンパウンドが固まってしまいます。

塗装に対して、ポリッシャー(研磨機)や研磨用バフの選定、コンパウンドの調合、磨く圧力や角度、回転数の設定。 その全てにマッチングすると、最低限の磨きで仕上げることができます。
車の美観を長く継続させるためには、いかに塗装を傷めずに磨けるかが重要です。
100分の1㎜の繊細な磨きの世界。塗装を削りすぎない研磨方法。
当社は、水性研磨が理に適った方法だと考えます。
一部の塗装状態では、油性研磨を行った方が良い場合もあるため、1台ずつ車の塗装状態に沿ってマッチングさせていきます。

当社はこの一連の施工プロセスを最重要視しており、下地処理、研磨工程を終えた後、ユーザー様の好みに合わせた各種硬化型コーティング剤や、ワックス・リキッドを施工していきます。


~最後に~
近年、誇大広告や一般ユーザー様が誤解するような謳い文句がよく見受けられます。
欺瞞に満ちたカーディテイル業界。

私たちは自動車という高額商品を、ユーザー様からお預かりしている立場であるということ。
プロとして最低限の知識を持った上で、施工プロセスを考えて仕事をするべきであること。

コーティングの本質とは、ユーザー様が一番満足するものに仕上げることで、カーライフを楽しんでいただくことが私たちの願いです。

コーティングや磨きは、『化学と工学の世界』だと考えます。
資格が不要な故に、誤りも多いと感じざるを得ません。
少しでも多くの方に施工プロセスの重要さを知っていただき、一般ユーザー様でも当社と共感できる方が増えていって下されば幸いです。

カーディテイル業界の未来の扉を切り開くのは、貴方かもしれません。

有限会社ケーイーエス
代表取締役  西川公人